-Change Makers’ Collegeはどんなことがきっかけで立ち上げたんだろう?-
私たちSETが愛している広田町は20年後には無くなってしまう町なんです。明確に出生率から算出できるもので確かなものだと言われています。この事実を知った時に、これまで色々な取り組みを行ってきたSETですが、自分たちのこれまでのスピード感覚では「町の消滅」に追いつけないと感じました。でも、違和感だったんです。消滅するということに抗うこと自体がこれまでと何も変わらないんじゃないかって。
だから私たちは思いっきり逆に向かってみることにしたんです。
「人が減る”からこそ”豊かになる町」を目指そうと。そのための一歩目としてChange Makers’ Collegeを立ち上げました。
– Change Makers’ Collegeは何を目指しているんだろう?-
「人が減る”からこそ”豊かになる」ということを目指す中で、「自分らしい生き方ができる学び舎になる」ことが最初の一歩目として向かっています。
カレッジ生がこの町をフィールドに「自分らしい生き方」へチャレンジすること、
そしてそのチャレンジによって起こった「事実」自体が「人が減る”からこそ”豊かになる」という未来を紐解く町の「気づき、学び」に繋がっていると思っています。
そして、カレッジ生にとっても「3.11があった町」と「消滅していく町」という事実が、大きな「学び」を与えてくれると思っています。自分らしい生き方をスタートしたいというカレッジ生にとってはどんどんチャレンジできる環境です。
「人が減るからこそ」、一人一人の存在感があり、何をしても新しいんです。だから「自分らしくやりたいこと」へチャレンジすることがとても町にとって嬉しいことなんです。
また、都会でのチャレンジとも違います。都会では資金が伴わないとできないことが多いと思います。
しかし、この町でのチャレンジは「自分自身」が最も重要な資源なんです。「タダで貸してあげるよ。」「応援してるから、ご飯においで。」なんてことがあるんです。
でも、試されるのは「人として」なんです。だから都会でチャレンジするよりも何倍も「自分」に跳ね返ってきます。そういう成長ができる場所なんです。スキルなども手に入る中で、一番大事な「人として」の成長がこの町にはある。
それは、最も自分の人生を豊かにしてくれるものだと思っています。
そんな風に「町」と「人」の両方の視点に立って、これから加速していく「人が減っていく」未来に向けての答えをChange Makers’ Collegeでは創り出していきたいですし、そんな山登りをしていく上での「諦めない意志」が育つ、そんな場所にしていくことを目指しています。
そんなChange Makers’ Collegeでは楽しく、「とにかくやってみる」ということを大切にしています。やってみたいことをやる。やってみた結果から学びを得ていくという超実践型のスタイル。そんな新しい環境へ飛び込み自分らしい人生への新たなスタートを一緒に切っていくことをしてみるのもいいのではないでしょうか?ぜひ新しいチャレンジを待っています。
Change Makers 事業部 部長 岡田勝太