それはあなたのライフスタイルであり、 コミュニティのあり方であり、社会の体系である。
2017年、私はホグワーツ魔法学校を作りたいと思いこの学び舎を作り始めました。 ハリーポッターが狭い階段下の小部屋から魔法の世界を知った時のようなワクワク感。 魔法学校についた瞬間の高揚感。 何かよくわからないけど、未来が良い方に変わるようなそんな「足音」がする。 私自身は、母子家庭で育ちました。人よりは複雑な環境で育ってきた自信はあります。 その環境のせいか、僕の小学校の夢は安定した仕事に就くことでした。 一方、母の頑張りのおかげで、学ぶことの面白さや世界の広さを知る機会が私にはありました。同時に世界は戦争や飢餓、貧困、格差や差別など深い悲しみで溢れていることも知りました。一方で僕にとってはまだまだ他人事にしか思えなかったのが当時でした。 2011年、東日本大震災がありました。 「人はいつ死ぬかわからない」ということを痛烈に実感しました。 当たり前の現実がいつ失われるかわからない。その現実と出会いました。 一度きりの人生なのであれば、明日が来ることが約束されてないのであれば、自分はどう生きるのか? 僕にとっての魔法学校への招待状は「その問い」でした。 今世界は、社会問題に溢れています。答えのない時代とも言われています。 同時に、世界的なムーブメントで持続可能な社会を目指しています。 日本は人口減少社会に突入し、低成長で若者は希望を持てない社会と言われています。 でも、そんな時代だからこそ、 もう一度考えていきたいです。 「豊かさ」とは?「生きる」とは?その本質はなんなのか? もう一度目を向けていきたいです。 私たちはがすでに持っているものは?この世界にある美しいものは? そして、魔法を使うかのごとく楽しく生き方の実験をしてみたいものです。 答えがないからこそ、希望がないからこそ、明日が約束されていないからこそ 私たちは「今」を一生懸命生きることができると思うのです。 同時にそれは一歩ずつ、私の、私たちの未来に向かうということなのではないかと思います。 Change Makers’Collegeはそんな一人一人の願いを引き受けて、一人一人の人生も社会も良い方向に変わるようなそんな「足音」が聞こえる学び舎になってほしいと思います。 改めて、今日までこの学び舎を支えてくれた多くの人に感謝をお伝えします。 そして、これから出会う多くの人との出会いに期待しています。