戸惑うほどの余白がある、 カレッジでの暮らし

時間的にも空間的も、たくさんの余白であふれているからこその気付きがあります

移住者てづくりの施設

徒歩圏に、音楽室やアトリエ、バーがあります。 コンビニや居酒屋のような便利なお店がすぐ近くにはないからこそ、どれもこれまでの移住者たちが自分たちでつくりました。 誰しも初めは予定もお店も何もない生活に戸惑いますが、何かがなければつくったり、工夫したりなど、徐々に自分なりの暮らし方を手にしていきます。 こうした日常からも、自分で選ぶことができる感覚を得ることができます。

シェアハウスの内観

宿泊施設にあるアメニティ・設備

その他の設備

アトリエ

アトリエには、絵画、工芸ができます。電鋸や木材もあるのでDIYも可能です。過去に作った作品を展示して帰る人もいます。

カルチャールーム

アコースティクギター、エレクトリックギター、エレクトリックベース、ドラムに電子ピアノも置いてます。新しく楽器に挑戦する人もたくさん。周りに民家がないので、思い切り歌うこともできます。

コミュニティルーム

各ハウスには必ずコミュニティスペースがあります。シェアハウスだけで閉じないのが特徴です。昔の日本の家には必ずあった「域」と呼ばれる公私混ざる空間が存在しています。

さまざまな学びがある、人との暮らし

カレッジでは、古民家を拠点に共同生活を行います。 サスティナビリティに関心がある人もいれば、歴史、ダイバーシティ、歌やダンスに興味がある人もいます。 それぞれの関心ごとがおたがいに影響しあうことで、学びに相乗効果が生まれます。 一方で、ほぼはじめましての仲間との共同生活は、関心ごとの違いや、それによる楽しさや面白さだけではなく、感じ方や価値観の違いに直面する機会がたくさんあります。 「それぞれが違うままで、どう共に生きていくのか?」 そんな問いを身を以て体験できるのが、共同生活の何よりの醍醐味です。 また、ここでは、地域の人と関わる機会もたくさんあります。 生きてきた場所や年数、してきた経験などが大きく異なる人たちとの交流を通して、さまざまな気づきが生まれます。

陸前高田市 広田町について

震災を経たからこそ、 「生きる」ことへのメッセージを感じる町

岩手県 陸前高田市は、岩手県の南部、宮城県との県境に位置しています。 人口は約1万9000 人。 65歳高齢者の割合は2015年時点で 36%であり、今後も少子高齢化と人口減少が進んでいくと考えられます。 三陸沿岸の町らしく漁業が盛んであり、わかめ、牡蠣、ホタテ、エゾイシカゲ貝が養殖されています。 2011年3月の東日本大震災では、当時の人口 24,246人に対し、1,757人(行方不明者も含む)が犠牲となりました。 被災世帯は全8,069世帯のうち、3,967世帯。 地震と津波により、陸前高田市の99.5%の人が何らかの被害にあいました。 現在では、奇跡の一本松などの震災遺構や、2019年から開設した「東日本大震災津波伝承館」など、震災を後世に伝える取り組みが行われています。 震災をきっかけに陸前高田市広田町と出会った私たちは、 この土地で懸命に生きる町の方の姿から希望を感じました。 「いつ命を失うかわからないこの人生を、私たちはどう生きるのか」 そんなメッセージを感じる場所だからこそ、Change Makers’Collegeという学び舎が誕生しました。

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