フォルケホイスコーレを読み解く~幸せの国デンマークの学び舎~

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デンマークにあるフォルケホイスコーレへ視察に行ってきました!

フォルケホイスコーレは4か月の期間で、自分の生き方を見つめたり、

学問の専門性を深めるために学生が集まる教育機関です。(ホイスコーレはデンマーク語で大学という意味)

視察に行ったのは、先日第3タームの参加者を募集し始めたChange Maker’s Collegeと、大切にしている価値観やそこに至る生著の過程が非常に近く、その実態を見に行こうと思ったからでした。

 

デンマークでは教育機関として認められているフォルケホイスコーレ、

いったいそこにはどんな文化や学生の実態があったのでしょうか、、、?

全3回に分けて記述していきます!

大自然に囲まれたキャンパス。写真では見えないが、森が周りに広がっている。

  • 習慣から変えていく~共同生活による学び~

全寮制のフォルケホイスコーレでの1日は、全員で朝食を食べることから始まります。

配膳当番が決まっていて、さながら小学校の給食です。

そして、朝昼晩と3食ともこの形式で全員で同じ時間を過ごし、

なんと授業は15:00には終わり、夕食の時間までは自由時間になります。

夕食後はまた自由な時間が訪れ、学生たちは自分のやりたいことをしています、、、。

 

共同生活と圧倒的な自由な時間の多さ!

この二つが学生たちの生き方を習慣から変える大きな要因になりそうです。

今回はこの共同生活に焦点を当てていきたいと思います!

全員が集まる食堂。学生たちは話しながら食事を楽しむ。

民主主義教育

四六時中ともに過ごす彼らは、共同生活の中で何を学んでいるのでしょうか?

先生や学生の様子を見たところ、そこで育まれていたのは一人一人の対話による民主主義でした。

フォルケホイスコーレは、設立当初から民主主義を育む学校としてその信念が引き継がれています。

その要素の一つが共同生活なのでしょう。

生活を共にしている彼らは、「食事のメニューよりよくしたい!」「もっと何気なくいられる場所が欲しい!」

といった環境への問題や、

「デンマーク語が話せない人も会話にもっと入れるようにしたい!」など一つのコミュニティに過ごす仲間としての問題に直面します。

しかしここにはそれを見過ごしたり、校則などの制度で縛りあげることなくすべて学生たちの声で解決していくのです。

 

 

廊下を歩いていると不思議な箱に出会いました。

 

そこにいた学生に聞いてみると、、、、

それは「民主主義BOX」と呼ばれるものでした。

 

民主主義BOXは、生活をする中で学校に対して感じた悩みが投書されます。

その内容は毎週金曜日の学校の課題解決授業で取り扱われ、全員参加のディスカッションを行い、

なんと実際に予算まで組まれて実行まで行われていました!

 

投書がなかった時には、「投書がなかったことが問題」として取り扱われるほど。

もちろん形だけの制度ではなく、一人一人のコミットメントの高さがあってこそ!

課題解決の授業では全員が前のめりにディスカッションに参加していく姿がありました。

Democracy BOXと呼ばれる投書箱。

 

ただ通うだけでは見過ごしてしまう違和感も、共同生活だからこそ見えてくる。

そして仲間たちと手を組みよりよくしていく。

 

自分の生き方を探し求め、のびのびと生きているフォルケの学生たちは、

まず自分たちの何気なくすごしていた生活に対しての関心を高め、変化を起こすことから始めていました。

広々とした庭で、ベンチに座りミーティング。フォルケは自然との共生が図られている。

 

 

 

CMCサブコーディネーター
山本晃平

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