人として人とつながる

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デンマークにある学び舎、フォルケホイスコーレ。

私たちが9月に視察に行ったとき、そこに通う日本人の方々に出会いました。

そこにいる一人一人は、まさしく自分の人生に向き合う渦中でした。

仕事で忙殺されてた自分を一度見直したい、大学を休学し自分は何をしたいのかをゆっくり考えたい、

卒業⇒就職という流れに違和感があった。など様々な想いを持つ彼らは、優雅に自分の時間を生きているように私の眼には映りました。

彼らにとってフォルケがどういう場所なのか?そこで何を感じているのか?

その声を届けたくて、そこで出会った日本人の方々にお願いし数回に分けて掲載させていただきます。

 

人として人とつながる

 

学びが大人に保障されているところだと思った。

仕事にも人間関係にも恵まれ充実した毎日ではあるが、理想とする生き方像とのズレも感じる。

 

自分が持ち合わせている力を鑑みると、大きく舵を切るのは躊躇われた。

 

将来に対する煮え切らない思いを抱えながらも、日々の生活に追われているのが実態で、自分との対話に満足していただろうか。

 

歳を重ねるにつれ自分を構成する要素は増え、比例するように考えるべきことも増えていくが、

それを一度全部置いて、時間も環境もすべて自分のために使えるとしたらどうだろう。

 

 

 

漠然と描く理想を現実にする筋道を見つけたくてここに辿り着いた。

今までの経験や価値観を問い直す授業。挑戦のハードルを下げてくれる機会。

多様な背景とそれぞれの目的を持って集まった先生や仲間たち。

ここで受けた様々な刺激を消化したり、一旦寝かせたりするのに十分な自由時間。フォルケでの暮らしすべてが学びの糸口として存在していた。

その中でゆっくりと着実に、揺るがない自分が築かれているのを感じる。

 

あらためて気付いたのは、感情を大事に痛みに気づかないふりをする術を身につけてきたけど、傷が癒えるわけではなかった。

 

 

悲しみも怒りも、もっともっと素直に感じていい。

 

 

それを癒すために人の肩を借りていい。

 

 

 

人はそうやって、持ちつ持たれつの関係の中でもっと豊かに生きられるはずなのだ。

be openでいることの心地よさと、人の気配をそばに感じることの安心感に気付いたら、人は一人では生きられないという意味がようやく実感できた。

 

出会う人によって起こる出来事も、生まれる気持ちも、関係性も変わる。

 

それは本当に化学反応で、未知数で、時にどうしようもなくなるけど、それも含めて人として人と関わって生きていくって面白い。

 

 

社会に対してどう貢献したいかというのももちろん考えながら生きていくけど、案外それは結果論でしかないのかもしれない。

 

小林ちずか

 

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