「他者を理解しようとする。それがコミュニケーションだと感じた。」卒業生インタビュー-田中大樹-
CMC卒業メンバーへのインタビュー企画!
今回は今年8月に卒業した第3期のだいちゃんこと田中大樹さんにインタビューさせていただきました!
—Change Makers’ Collegeはどんな想いで参加しようと思ったんですか?
大ちゃん ざっくばらんにいいますね(笑)
とりあえず、新しい出会いがありそうだなって思った。もともと陸前高田に友人はいたんだけど、新たな繋がりが欲しいなと思ったんだよね。最初はそんなに期待してなかったっすね(笑)
陸前高田に移住したいと思ってたので、そう言う意味ではまぁ行っとくかみたいな気持ちでしたし、正直どんな奴らが運営しているんだろうって様子をうかがってましたね(笑)
—4ヶ月通して、自分にとってどんな変化がありましたか?
大ちゃん 得られたことで行くと、様々なコミュニケーションスキルだったり、振り返りのフレームワークだったりを得られることができた。今までは感覚でやってた部分が多かったけど、それが理論的にカレッジでは落とし込まれているので、今の仕事にも活きています。
あとは、同世代で安心して話せる雰囲気はカレッジにはあって、それがあったことによって自分を出すことができたと思っています。
感覚としては、自分のコケやカビ、自分の32年間の不純物っていうんですかね?そういうのを落とされたような感覚がありました。それはとても良かったです。
それができたっていうのにはカレッジの中に自分と向き合える時間、振り返りの時間がしっかりあったことが大きく影響しているんじゃないかなと思います。自分をもう一度知ることができた。そんな感じです。
—Change Makers’ Collegeに参加する前はどんな人ですか?
大ちゃん 僕の背景の話からしますね。
長崎に生まれて、保育士になりました。そのあと、保育士やめて、全国を旅に出たんですよね。
2~3年続けようかなと思っていたら、熊本地震が起きて、地元だったのもあってボランティア活動を熊本でスタートしました。そのあとは、熊本、岩手、福岡、秋田を2年ぐらいかけてボランティア活動を続けていましたね。そういうのを経て、宮城県石巻市に1年少しいて、陸前高田市に出会い移住しました。
要するにこれまでの人生、フラフラしてたんですよね。(笑)
ある意味、めっちゃ人と付き合うということをしてこなかった。災害ボランティアも、長期でいた場所も人として深く話すこと、自分を見せないようにしようとしてました。
いずれいなくなるからって気持ちもあったのかな。
深い繋がりを持ってこなかったんですよね。
でも、この4ヶ月では深い繋がりを持たざるえない環境でした。
最近思うのは、もっとあの時深い関係になってたらよかったなって思います。
あとは、理論とか深い理解とかそういうのを考えてこなかった感覚人間だったのも参加する前はあったかな。
—カレッジの中で一番印象的だったできごとを教えてください!
大ちゃん ぱっと思ったのは、カレッジ4ヶ月目入るくらいかな?授業で田中大樹って何?って問いを投げられた時に、自分が想像してた答えじゃない答えが返ってきて。その質問をしたこと自体もすごく成長だったし、周りの仲間が見えている自分を伝えてくれて、「え?それってどこから感じるの?」「もっと教えて」って聞けたのが嬉しかった。相手が伝えていることを受け入れられたって実感できた出来事だった。
4ヶ月始まる前の自分だったら、「あ、それはこういうことがあって。」とかすぐに何か言い返しちゃったと思うな。(笑)
—カレッジにはどんな人にきて欲しいですか?
大ちゃん なんとなく生きてきた人かな?俺がそうだったから(笑)
感覚的にやってきた人とか。
自分を振り返って、一回立ち止まれる機会がカレッジにはあるからね。
あと!やりたいことがない人もいいけど、やりたいことがいっぱいある人もいいよね。
暇つぶししたい人。時間があるけど何しようかなと思っている人。
人と繋がりたい人。
まぁみんなだ(笑)
—Change Makers’ Collegeを卒業した今、Change Makers’ Collegeで学んだことをどう活かしていますか?
大ちゃん あるんだろうけど、もう一部になっている感じがする。(笑)
4ヶ月という時間が、相当自分の中に落とし込んでくれる時間になった。
コミュニケーションの一つで、感情をどう扱うのか?ということは今も活きているな。
あと、これもコミュニケーションの話しで、相手は無意識のサインを出しているということをカレッジでは学んで、それもすごく意識しているな。
—だいちゃんの中でコミュニケーションというのがかなり学んだことなんだなってことを感じたんけど、参加前と、参加後はどうかわった?
大ちゃん お〜(笑)
参加する前とあとだと、まず思ったのは一緒にやっていくものなんだなと思う。
参加する前は、自分の中に答えがあってそれを相手にどう理解してもらうか?みたいなことを相当意識してたな〜。説得するために的な?
今はキャッチャーとピッチャーのバッテリーみたいなイメージ。相手の意見や想いを足して、また自分の考えや想いを打ち返していく感じ。
思い出すのは、自分のことをどうみえるかを伝えてもらうことが楽しかったな。よく、相手に見えることを断定されることはあったけど、それはすごく嫌だった。
CMCの中では断定されることがなくて、感じたことを伝えてくれるから、それがすごくよかった。他者への理解をしようとしてくれる。そういうのがコミュニケーションなんだなって感じる。
—大ちゃんにとっての豊かさを教えてください!
大ちゃん 今は豊か、幸せって感じるんだよね。
自分自身がワクワクするものに出会えること。そのワクワクが共有できたりする人がいる。
自分のワクワクを実現できている時は豊かだね。
カレッジ卒業して今は、新しく家を借りたんだけど、すっごく楽しい。人が集える場所にしようとか、どこに何を置こうとかそうんなことばっか考えてる。
人が来た時にこれめっちゃよくない?居心地がいいな〜とかでまた来たくなるみたいなことを考えるとワクワクする。すごく楽しい。
見てこれ、ゴミ箱につける看板を自分で作ったんだけどよくない?
もともとお金使わない性格だったけど、自分がワクワクするものに使っているのはすごく浪費じゃない感覚じゃなくて、見るたびに幸せになれるっていうか。
ワクワクの連鎖が広がっていっている感じだよね(笑)
前住んでた場所は近いけど遠い感じがしてたんだけど、
今は場所としてはまぁまぁ人里離れているんだけど、それでも人は近いというか共有できてる感じがしてすごく嬉しいなぁ。
—4ヶ月の中でワクワク感にあふれていた時間ってありましたか?
大ちゃん 4ヶ月の中で、やりたいことを実際にやってみる時間があったことはよかった。
あと、仲間がいいね!やろう!みたいな雰囲気がカレッジにはあって、
ワクワクしたことをすぐにやる!というのが楽しかったし、すごくワクワクする時間だった。
カレッジ生だけで、星空の中で映画を見たり、ピザを焼いてみたりそんなん、一人じゃやらないじゃん?でもやったら絶対に面白いって思えるやつ。それができるのはワクワクしたな!
チャレンジデイという1日どん!と設定されている授業がカレッジにはあって、
それが強制的にやりたいことをやれる時間になってよかったのかな。ってすごく思う。
やりたいことやろう!ってすごく日常の中だと時間が取りづらいけど
本当にやりたいことを自由にやれる時間が取れること自体がすっごくよかった!
4ヶ月間でスキルに留まらないコミュニケーション
そして、未来に続くワクワク感を得た大ちゃん。
いつも通りの天真爛漫な笑顔で話してくれました!大ちゃんありがとうございましたー!!
投稿日 | 2019/11/29 |
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カテゴリー | College Blog, 卒業生の声 |