アクティビストクラス レポート<第1回:NPO法人SET理事長・三井俊介さん>


みなさん、こんにちは。


最近はいかがお過ごしですか??

広田町は、田植えも終わり、たんぽぽもわたげになり、5日に1回くらいは半袖が着られるくらいの季節感になってきました。

そんな過ごしやすい気候の中、5月14日に4か月コースのアクティビストクラス第1回目の授業が行われました。

【アクティビストクラスとは】

CMCには「リレーションシップクラス」「ペタゴークラス」「ナチュラルフードクラス」「ストーリーテリングクラス」などさまざまなクラスがあります。

(クラスについて、詳しくはこちらへ

その中でもこの「アクティビストクラス」は、『自分より”ちょっと大人”から学ぶ』をテーマに、”アクティビスト”をより広義に捉え、ゲストの方の生き様から自分の生き方・在り方を考えるクラスです。

 

 

今回のゲストは、特定非営利活動法人SETの理事長、三井俊介さんでした。

 

☆アーカイブ動画はこちらからご覧いただけます^^

 

NPO法人SETは、このChange Makers’ Collegeを運営している団体です。

東日本大震災依頼、日本の課題先進地域とも言える岩手県陸前高田市広田町を拠点に、地域で活躍する活動人口を増やし、これからの地域の担い手を育てる”まちづくり””ひとづくり””社会づくり”を行っています。

 

【三井俊介(33)さんプロフィール】

大学在学中にチャリティサッカーを通じてバングラディッシュへの支援を行う団体を立ち上げる。東日本大震災時に、任意団体SET(のちに法人化)を立ち上げ、広田町へ移住。

市議会議員に立候補し、当時最年少で当選。1期を終え退任し、現在は政策起業家の研究を行い、大学で教鞭も取る。3児の父。

 

三井さんは、大学2年生のときに「サッカー×国際協力」を行う学生団体WorldFutを設立。

「誰かがやったことあることを誰もやったことのないレベルでやろう」という覚悟のもとに3年間の活動をして感じたことは、「世界は、自分が何もしなくとも変化し続ける」ということでした。

でもそれは決して諦めなどではなく、それでも自分が動くことで変化はあり、無駄ではない、というきばらない姿勢に繋がったといいます。

 

その後 社会起業や国際協力を忙しく学ぶ学生生活を続け、

大学卒業後の進路決定を迫られる時期に発生した東日本大震災後、「50年後この町はなくなるかも」という町の人の声をきっかけに広田町に移住。

そこでの一番の学びは、「人はいつ死ぬかわからない」ということでした。

 

広田町には様々な課題がありながらも、普段の生活で精一杯だったり、様々なしがらみがあったりで「広田のために」と動くことが難しい町の人を見て、課題解決策を単に用意するだけではなく、問題意識を持つ人を増やすことこそが、この町にとって必要なことであると考えます。

その考えをもとに、大学生向けのまちおこしプログラムや民泊事業を推進。

 

活動を通して 移住希望者が続々と増えていく一方で、陸前高田市にはそれを受け入れる十分な受け皿が整っていない、という問題意識を持ちます。

 

そんな状況を変えようと、陸前高田市議会議員に立候補。

移住定住予算を35倍にしたり、これまで点だった移住支援を面にしようと、陸前高田の社長6人で「高田暮舎」を設立したりなど、精力的に活動しました。

 

一方で、SETとしての活動が豊かになるにつれ、団体設立当初の「広田町のため」から「広田町から日本のためにチャレンジ」に変化しつつある中で、NPO経営と政治だけでは不十分であるということを感じていました。

日本のNPOが、世界に比べると数としても少なかったり、都心に集中していたり、十分な研究がなされていなかったりなどの課題意識もあり、政治家としてはSETメンバー木村あきらさんに後継した後に、三井さん自身はアカデミアの分野で、日本のNPOをとりまく構造的な問題の解決に取り組もう、と宮城大学大学院に進学。

 

現在は、SETの活動と並行して、公共事業を促進・実装する「政策起業」の分野で研究をしています。

 

学生時代の指導教員の教えである

「Warm Heart, Cool Head, Practical Tool」というメッセージを大切にしているという三井さん。

 

三井さんのこれまでの経歴を聞くと、圧倒されるような行動力で、さすがだな、自分とは違うな、と思ってしまいがちかもしれません。

 

まさにそのように感じたカレッジ生から、「なぜそんなに頑張ることができるのか?」という質問がありました。

 

そのときに、「行動力があるように見えるが、これはあくまで自分の不安などを解消するための方法の傾向・特性として”行動する”というのがあり、それが出てきているに過ぎない」と答えていたのが印象的でした。

もちろん三井さんの意思や努力の部分もあるとは思いますが、「人の在り方や生き方に特定の優劣はなく、それぞれがやりたいように・できるように在ればいい」という、カレッジなどでも実現されようとしている、フラットで ある種のんびりもできる(?)スタンスというのは、理事長の三井さんがこのような考えを持っているSETの中にあるからこそ実現可能なものに感じられるのかな、と思いました。

 

個人的には、日々活発に事業を進めていくSETの雰囲気の中で、カレッジは少し異なるカルチャーを持っているような感覚をこれまで抱いていました。

 

でも、今回の三井さんのお話しを伺って、SETとこのChange Makers’ Collegeという学び舎は、異質なようでやっぱりつながっているんだ、ということを感じました。

 

「”今”を大切に、心の声に正直に」

 

三井さんのこの言葉・この時間は、ここで過ごすカレッジ生にとっても心強いものとなっているのではないでしょうか。

 

 

☆三井さんのクラスのアーカイブ動画はこちらから

 

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投稿日 2022/05/27
カテゴリー コラム, 授業風景