アクティビストクラス レポート<第2回:株式会社森へ・中村一浩さん>


 

5月21日、第2回目のアクティビストクラスが行われました。

 

今回のゲストは、対話を研究している 中村一浩さんでした!

 

 

 

【アクティビストクラスとは】

 

カレッジの4か月コースには、「リレーションシップクラス」「ペタゴークラス」「ナチュラルフードクラス」「ストーリーテリングクラス」などさまざまなクラスがあります。

 

(クラスについて、詳しくはこちらへ https://changemaker.set-hirota.com/guide/scheduling/)

 

その中でもこの「アクティビストクラス」は、『自分より”ちょっと大人”から学ぶ』をテーマに、”アクティビスト”をより広義に捉え、ゲストの方の生き様から自分の生き方・在り方を考えるクラスです。

 

 

 

【中村一浩さん プロフィール】

 

株式会社森へ / 代表取締役

 

経営者向けに、森に入りリトリートや対話を行うプログラムを開発。

カレッジで行われている「フォレストキャンプ」という、2泊3日 森の中で自然と対話の時間をすごすプログラムは、中村さんの実践から着想を得ている。

研究者として”対話”を研究。

 

著書:「ことばの焚き火」

 

 

 

 

岩手県の小さな漁師町にあるChange Makers’ College。毎期新たなメンバーが集い、町外からの様々な人の訪問もあるとはいえ、日常的には(いい意味でも)閉鎖的で平坦なコミュニティになりがちかもしれません。

 

アクティビストクラスは、様々なゲストの方と、カレッジ生・卒業生・広田町に住むNPO法人SETの移住者コミュニティのメンバーなどが繋がる場であることも目指しています。

 

 

 

今回のクラスは、オンラインでの開催。

 

 

かずさん(ゲストの中村一浩さん)は、山梨・山中湖の森の中から参加してくださいました。

 

現役のカレッジ生以外にも2名が参加し、いつものクラスとは少し違う雰囲気を楽しみました ♪

 

 

 

☆このクラスのアーカイブ動画は、こちらにてご覧いただけます!

https://www.youtube.com/watch?v=Z2ixPBRyIYc

 

 

 

サラリーマンとして仕事をしていたときには、充実して楽しく働きながらも、どこか自分の本当にやりたいことをやっている訳ではないという気持ちがどんどん大きくなってきたというかずさん。

 

 

そんな中で参加したプログラムで森に入ったとき、「中村一浩を全うする」というメッセージを感じたといいます。

 

他の人になる必要はないということに気付いた上で、それを実現する方法を模索し続ける中で中心軸としてずっとあったものが”対話”でした。

 

 

 

そのような背景も踏まえて、「”その人がその人らしくいる”ということをこの対話の場においても大事にしたい」というかずさんの言葉を信じ、参加したメンバーたちの自由な発言に沿って話はさまざまに拡がりました。

 

 

 

肉体的にも分断されていて、一つとして同じものはないわたしたち。

 

それでも人によっては社会的に同じでありたい・繋がりたいという気持ちがあることは、必ずしも矛盾していることではない。

 

 

時にそれらがぶつかりつつも、そんな気持ちをジャッジせずに”保留”し、その気持ちが何を引き起こしていくのか?ということに気付くのに有効な手段が、対話であるとかずさんはいいます。

 

 

 

「あなたを愛するための手段」としての対話。

 

 

自分のあたまで・自分のことばで・自分の声で、”考えたこと”ではなく”感じたこと”や”想い”を、相手に”伝える”のではなくみんなの真ん中にある焚き火に木をくべるように置く

 

そしてみんなは、そのことばに心をかたむけ、その人のことばの”奥”にあるものに意識を向けながら、かみあわなくてもいいからその真ん中にあることばの焚き火を眺める。

 

 

 

対話を大切にするとしているこのChange Makers’ Collegeのプログラムの前半期である今の時期に、対話についてみんなで思いを馳せ各々の感覚を得られたのは、すごくよかったなあと感じています。

 

 

 

個人的には、かずさんの考える”対話”の感覚を この時間に少し掴めた気がして、ほくほくしていました。

 

最近は日々の対話を通して、その感覚を自分の中で磨いていきたいなあと思いながら過ごしています。

 

 

 

カレッジにも、そしてもちろん社会にもいろんな人がいて、いま”対話”が心地いいと感じる人もいれば、そうじゃない人もいます。

 

 

対話は万能ではないし、他にたくさんの関わり方があって、それも同時に豊かなことです。

 

 

でも、対話をする、つまり伝わったり理解されたりすることを期待せずともお互いに気をかけ気をかけられながら共に過ごす時間というのは、やっぱりあたたかく豊かな時間だと私は思います。

 

そんな豊かさをみんなで守って行けるようなコミュニティでありたい、と思いました。

 

 

 

☆そんな中村一浩さんのクラスのアーカイブ動画は、カレッジのYoutubeチャンネルにて公開しています!是非ご覧ください♪

https://www.youtube.com/watch?v=Z2ixPBRyIYc

 

 

(こちらのyoutubeチャンネルに上がっている、カレッジ生たちが近くの浜で対話をしながら焚き火をしている様子を撮影した90分間の癒し動画も、最近実は評判です。笑 よろしければご覧ください^^

https://www.youtube.com/watch?v=cpSuDY1L6mY&t=3155s)

 

 

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投稿日2022/06/02
カテゴリーニュースリリース, 授業風景